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2014年10月1日 全国書店販売!!


●「死の棘」と「たんぽぽ」

 島尾敏雄氏の日記が気になって、折りをみてはページを繰っている。細かなことはいいのだが、大事なことは知っておきたいのである。そうすれば、作品の読みあやまりもそうそう起こらないのではと思う。
  一番の関心は、人間魚雷に乗るということ、それは、精神にどういう作用を及ぼすか。人間に強いられた待つという時間や、出発は遂に訪れずの時間を知ってしまった人、その稀な体験……。

 奇妙なとりあわせだが、私は大切にしている小説が3つある。「死の棘」「死の棘日記」と川端康成の「たんぽぽ」である。真剣に読みぬいて好きとか思っているのではなく、何となく近寄ってくるのである。
 島尾の場合はよくわかる「死の棘」と「日記」は相性がいい。現実とはそういうものだ。さんざん考えて、「死の棘日記」は成り立っている。島尾敏雄のよさがうまく出た作品である。文句のつけようがない。
 私はすべての作品を、「日記」か「作品」かに区分けしようとしているわけではない。しかし何かの加減で幸福な例はあろう。小栗康平氏の映画「死の棘」である。映画「死の棘」は撮ろうと思ったこと自体がすばらしい。何か日記の本質を暗示してくれる気がする。小栗作品が好きな私にはなつかしい特集が出来たと、感謝している。

 島尾氏は強靱な魂をもって「死の棘」を書いた。何か遠いことのようにみえて、実はこの特集のまわりのすぐ近くにいるという気がしてならない。ありがとうございました。
                            牧野十寸穂 

定期購読者記念特典

1.世界的音楽写真家・木之下晃氏撮影「マリヤ・カラス」プロマイド進呈
2.定期購読者の方は、640円引きの5760円。1号分送料100円。
                    ※直接購読者のみ対象です。

           ●責任編集:牧野十寸穂 ●表紙版画:阿部典英
           ●表紙、目次デザイン:北森かん
           ●定価:1600円+税 
           ●発行日:2014年10月1日 第7号/夏
           ●ISBN978-4-87799-907-0 C0095 ¥1600E



  『アナホリッシュ國文學』 在庫状況 
  創刊号第1号 2012年12月 ISBN978-4-87799-901-8 C0095 ¥1600E  在庫あり
  第2号/春 2013年3月 ISBN978-4-87799-902-5 C0095 ¥1600E  在庫あり
  第3号/夏 2013年6月 ISBN978-4-87799-903-2 C0095 ¥1600E  在庫あり
  第4号/秋 2013年9月 ISBN978-4-87799-904-9 C0095 ¥1600E  在庫あり
  第5号/冬 2013年12月 ISBN978-4-87799-905-6 C0095 ¥1600E  在庫あり
  第6号/春 2014年4月 ISBN978-4-87799-906-3 C0095 ¥1600E  在庫あり

『氷結の岩』

●著者:溝口 徹
●判型:四六判上製本/ソフトカバー 
●定価:1680円
●ISBN:978-4-87799-102-9 C0093
●頁数:300ページ
●発行日:2014年2月20日

●響文社から
◎北海道・積丹・豊浜トンネル崩落事故を描く小説
開通から12年で崩落した豊浜トンネル。遺族の悲しみ憤りを鮮明に表現し、犠牲者20人の家族と真摯に向き合う主人公。事故の本質、人間のいのち、家族は、を問う渾身の話題作である。

書  評

「出版ニュース」2014年5月  齋藤愼爾(文芸評論家)・評

 韓国南西部・珍島付近で起きた旅客船セウォル号の沈没事故から三週間。安否不明者の捜索が続いている。政府や船会社の杜撰な対応、過積載やマニュアルの不徹底、官僚と業界の癒着など、政権を揺るがせんとばかりの混乱だ。追い討ちをかけるように地下鉄の追突事故……既視感を持つどころの話ではない。同じような事故は、わが国でも起こり且つ繰り返されていることだ。
 溝口徹『氷結の岩』は、北海道の積丹・豊浜トンネルの崩落事故(犠牲者二十人)から十八年、あらためて事故の本質を問い、家族の悲しみを憤り、命の尊さに真摯に向き合った新聞記者の物語である。積丹・豊浜という北海道で起きたトンネル事故も、いまどれだけの人が覚えているだろうか。二〇一二年十二月二日午前八時五分、山梨県の中央自動車道・笹子トンネルで天井板崩落事故が起きるまで殆どの人々は忘れていたのではないか。
 たまたま通りかかった車三台が巻き込まれ、若者ら九名が犠牲になった。一瞬のうちにだった。自分に何が起きたのかも、その時、そこに危険は潜んでいようと彼らはみじんも思ってはいなかった……。
『氷結の岩』の著者は二年前の笹子トンネル事故の報に接し、瞬間、記憶を呼び戻される。あの事故と同じだ。あの北海道で起きたトンネル事故と。「ただ一つ、大きく違っていたのは」「序」章で斬り込む。「笹子トンネルが開通から三十五年たっていたのに対し、あのトンネルは開通してまだ十二年しかたっていなかったということだ」と。
〈全国に一三六〇ある国道のトンネルの「平均年齢」は三十二歳である(二〇一二年、国土交通省調べ)。「平均寿命」はそのもっと上にある。あのトンネルは、まだ中学生のような若さだったのだ。老朽化とはほど遠いあのトンネルは、なぜ落ちたのか。その理由を知る人は少ない。今あるトンネルがなぜ二つのカーブを描いているのかも、知る人はほとんどいない〉(「序」)
 巧みな比喩、正確にして鋭い問題意識の提示---本書は「序」章から圧倒的ともいえる緊迫感に富む。しかし『氷結の岩』出版後、今日まで、書評や紹介記事を私は見ていない。本書が取り上げるに値しない際物(きわもの)ならそれも納得のいくのだが、本書はそんな一過性の事件ものではない。黙殺されるのは忍び難い。「この物語は事実に基づいて再構成したフィクションです」と巻末にある一行が災いしたのではないか。私はノンフィクションと敢えて強調したい。そしてそのジャンルでの、ここ数年来の、渾身の力作と断案したいのだ。大宅ノンフィクションとか講談社、小学館ノンフィクション賞など、関連ある賞のダブル受賞、トリプル受賞となってもおかしくないとすら考える。「本屋大賞で浮かれている場合じゃないよ」と全国の書店員諸氏にも言っておきたい。こういう作品を見逃がさないでほしい。
 目次が物語の展開を予知させる。〈序・一章・発生。二章・発破。三章・搬出。四章・余波。五章・命の値段。六章・祈り〉。主人公はトンネル崩落事故の犠牲者、そのひとりひとりだ。その行動と心理が迫真の臨場感をもって描出される。事故に巻き込まれた人たちばかりでなく、危うくまぬがれた人々もまた描かれる。たとえば、「小樽市の四十歳のトラック運転手」の場合。〈明るい半円形の出口が大きく見え始めたところで、運転手は、いつもと違った光景に目を奪われた。前方にうっすらと霧を含んだように霞んで見える(略)何かとてつもなく恐ろしいことが起きようとしているのではないか。運転手は心のざわめきを抑えることができなかった(略)小樽行きの路線バスとすれ違った〉そして事故が起きる。間一髪、助かった別の車の男は、すり抜ける直前の記憶を蘇らせる。〈すれ違ったあの小樽臨海バスと車は、この「闇」の向こう側に抜けることができたのだろうか。一度は体から抜けたはずの恐怖が、再び胸の奥からじわじわと湧き上がり、全身へと広がっていった〉という具合いである。
 事故に対する関係者の動き。施工や補修、維持管理など国道を管轄する北海道開発局。下部組織の道路事務所、警察や消防。岩盤を除去する火薬の使用、土木工学・地質学の専門家と爆破・破砕業者の要請、新聞社の取材合戦……関係者の動き、心理がドキュメンタリーの手法で描かれるが、内面の襞々まで描き込んでいるのに瞠目する。丸一日かけて穿孔機を投入するための足場作り、四十か所に孔を開けるのに六時間、火薬の装填に六時間、一昼夜、不眠不休での作業と、リアルで息を呑む局面が続く。件の本書の「目次」が意味を持ってくる場面である。発破を行うにも家族の同意が必要という事実。二次災害の危機と不安。建設省、運輸省、農林水産省の責任逃れ、保身、手柄の奪い合い。やがて遺族たちの前に国家という揺らぐことのない大きい岩塊が立ちはだかってくる。書名の「氷結の岩」とは、自然のそれではなく、国家という不動の岩盤だということが私たち読者は否応なく知らされることになる。
 国は人災を隠し、自然災害を主張する。霞が関は調整に赴く際、「遺族にはお詫びはしても絶対に謝罪はするな」を不言実行する。訴訟を起こすと、「国は組織を挙げて国民の前に立ちはだかる」のだということを身をもって知らされる。何しろ裁判での国側の代理人は検察官、裁判官から任命された訟務検事なる法務官僚である。昇格や天降り、保身、欺瞞。そのなかで「遺族に寄り添う記事を書くのが、己れのスタイル」という新聞記者が登場する。こんな記者が現実にいるだろうか。いやいる筈だ。
 著者の略歴は六九年、札幌市生まれ。中央大学法学部卒。北海道新聞社社会部で道庁裏金問題などを取材。警察、行政、環境問題など幅広い分野で取材活動。〇三年、読売新聞東京本社に入社。一三年から新潟支局デスク。「国という組織は非情だが、どんな組織でも生身の人間が集まってできている」と登場人物のひとりが言う。一気に読んだといいたいが、私は三度、涙で読み進むことが出来なかった。


「週刊新潮」2014年4月10日

バス乗客ら20人が死亡した1996年の北海道・豊浜トンネル崩落事故。その悲惨さや遺族の思い、原因を曖昧にして責任を回避する国の冷淡さなどを克明に描く。著者は読売新聞の記者。事実に基づく小説の方式をとるが、ノンフィクションの妙味が感じられる。


「ジャーナリスト」2014年4月25日  須貝道雄・評

 北海道・積丹半島にある豊浜トンネルで巨大な岩盤が崩落し、路線バスと乗用車が下敷きとなり、20人が死亡した事故は1996年2月10日朝に起きた。当時、北海道新聞社会部の記者だった著者は現場で行方不明者の救出を待つ家族らを取材。集めた事実をもとにフィクションとして再構成したのが本書だ。
 路線バスには遊びに出かける中・高生が多く乗っていて、犠牲者のうち8人が10代だった。主人公の「北海新報」記者、森口は現場で、本社デスクが注文する無理難題に悩む。遺体収容時の遺族の声を拾えと命令され、取材陣を締め出している会場に親せきと偽って電話をかける。高校生の息子との対面を前に、呼び出された父親は激怒し、森口は信頼を失う。
 どうしたら再び話ができるか。父親が事故現場に毎朝、花を手向けていることを知り、何日も続けて一緒に合掌した。10日目、許しを得た。
事故取材は発生時だけで終わらない。国の責任を問うなど遺族の闘いは続く。担当を離れても遺族との交流を絶やさず、見続けてきた著者。若い記者にヒントを与える。


「信濃毎日新聞」2014年3月23日

 1996年北海道・積丹半島で起き、犠牲者20人を出した豊浜トンネル崩落事故。地元紙記者の主人公は「遺族たちの無念の思い、やり場のない怒りを伝え続けなけらばならない」と、苦悩しながら取材を続ける。
 国家賠償請求訴訟の終結後、遺族からの手紙が届く。「(事故発生日の)2月10日には、多くの人にあの時の事実とその教訓を伝えて頂けませんでしょうか。新聞には、そういう力があると私たちは信じています」との言葉が添えられていた。著者自身の経験を基に再構成したフィクション。


「北海道新聞」2014年5月25日

1996年2月、積丹半島の豊浜トンネルで起きた崩落事故。20人が犠牲になった大惨事を題材に、この事故が内在する問題に迫った長編小説。

『剛腕新伝説』

●著者:黒田 伸(元北海道新聞記者)
●判型:四六版 並製本/ソフトカバー 
●定価:1365円
●ISBN:978-4-87799-100-5 C0075
●頁数:本文280ページ
●発行日:2013年12月20日

●響文社から
◎田中将大『東北で日本一なったぞ』悲願の楽天優勝
マー君の高校時代から取材を続ける黒田 伸が、なぜシーズン無敗の戦いを続けることができたのかを解き明かすヒューマン・ドキュメント。メジャーに挑戦する田中の成長を見守っていた人々のスポーツ・ルポである。『田中将大ヒーローのすべて』につぐ第二弾。

『劉連仁(りゅう りぇん れん)物語〜
 当別の山中から〜』
 

 

●文:しみず みきお  絵:おおさわ つとむ
●判型:B5版 上製本 ソフトカバー/4C 本文/オールカラー
●定価:本体価格1800円+税
●ISBN:978-4-87799-067-1 C0793
●頁数:本文32ページ 中国語訳・関係資料しおり付き
●発行日:2009年9月15日

●響文社から
戦中、中国から日本に強制連行され北海道の炭鉱から脱走、終戦になったことを知らずに、13年間も道内の山中をさまよい、1958年に当別で保護された劉連仁(りゅう りぇん れん)さん。戦争やその時代の記憶が薄れていく中、それらを知らない世代に歴史の真実を伝え、あざやかに語ってくれる絵本。
別冊のしおり(18ページ)には、中国語訳をはじめ、劉連仁さんと同郷の世界的に著名な作家莫言さんが、当別を訪れた折のインタビュー、発見者のインタビュー、逃走の経路図などの関係資料も付いて、劉連仁さんとその時代を浮かび上がらせます。
「こう山などに強制連行された中国人うち、やく5人に1人は殺されるように死んでいったが、劉連仁は奇跡的に生き延びて、歴史の真実を伝えた。この本は、それをあざやかに語ってくれる。」
北海道専修短期大学教授 森山 軍治郎 (本書オビより)

『中原中也−キリスト教とダダイズム』
 

 

●著者:長谷川 晃
●判型:上製本・ソフトカバー・本文204ページ
●定価:本体価格2200円+税
●ISBN:978-4-87799-059-6 C0095
●発行日:2009年6月25日

●響文社から
100年の時空を超えて、いまだに人々を魅了してやまない中原中也。詩の行間にさわやかな風が吹き、魂を揺さぶる計り知れない沈黙の世界が漂う。喪失と希望が交差するたったひとりの言葉。何を考えながら30歳までの時間を歩いたのか。本書はこれまであまり研究されなかった中原中也のキリスト教とダダイズムに光をあてた貴重な論考。

『篠路村烈々布素人芝居』
 

●著者:高橋克依
●判型:上製本・ソフトカバー・グラビア6ページ・本文147ページ
●定価:本体価格1500円+税
●ISBN:978-4-87799-064-0 C0076
●発行日:2009年6月25日

●響文社から
明治のはじめ、北海道は太古の森のままであった。殖産政策によって遠くは徳島県、鳥取県、富山県などから続々と入植して、北海道の開拓が進められた。寒風のみが吹きすさぶ大地、月と星と花を見る以外何の楽しみはなかった。人々は芸能を始める。札幌にちかい篠路。北海道の文化創造の源泉をたどり、明治・大正期の開拓時代に活動した「農村芝居」をさぐる注目の北海道文化論、地方文化形成文化論である。

『ベースボール聖地物語 I
 バッドとボールのある風景
 

 

●作:佐山和夫
●判型:四六判 258ページ カラーグラビア15ページ
●定価:本体価格1200円+税
●ISBN:978-4-87799-057-2 C0075
●発行日:2009年5月11日

●響文社から
「この聖地から、偉大なヒーローたちの伝説が生まれた。明日への努力は永遠。若き野球人は進化が誇りではないか。僕の夢を君に託す」(本書オビより)長嶋茂雄(読売巨人軍終身名誉監督)

ベースボールをこよなく愛し、数々の日米野球についての著作を発表している著者が、アメリカの野球場やスーパー・プレイヤーたちの聖地を自ら訪れ、数々の貴重な資料とともに紹介する、ベースボール・ファン待望の紀行記。

『星つむぎの歌』
(朗読CD付 朗読:覚和歌子/歌:平原綾香)
 

 

●文:覚 和歌子 絵:大野 舞
●判型:B5変型 48ページ オールカラー
●定価:本体価格1800円+税
●ISBN:978-4-87799-062-6 C8793
●発行日:2009年4月25日

●響文社から
本書は、もともとは、山梨県立科学館が募集した宇宙連詩「星つむぎの歌」が始まり。
「みんなで星を見上げ、その想いをつむいで共に歌をつくりましょう」という呼びかけに、2,187名の方々から世代を超えて全国からせ寄せられた詩。 それを、詩人・覚和歌子さんが一つ一つ大切につむぎだし、財津和夫さんが作曲し、「ジュピター」で知られる、平原綾香さんが歌ってレコーディングされました。 また、この曲は、昨年3月には土井宇宙飛行士のウェイクアップコールとして宇宙で使用されました。

そして、この歌詞をもとに、覚和歌子さんが「オルゴール使い」を主人公にして、 宇宙と星たち、永遠のいのちのつながり、ありがとうの心などをテーマに物語を創作。新進気鋭のイラストレーター大野舞さんが、夢ある素敵な絵を描いてくれました。
平原綾香さんのステージでは、この『星つむぎの歌』が、大合唱されていますし、 ネットやブログ上では「感動しました!」の書き込みが増大中。
この歌、朗読CD付絵本は、子どもたちばかりか、とかく暗いニュースの多い今の世の中、癒しの力を持つオルゴール使いの物語は、大人まで大きな感動を与えてくれるに違いありません!

「この時代に生まれた星座とその物語として、歌い継がれ、読み継がれ、私たちと宇宙のつながりを思い出させてくれますように。」高橋真理子(山梨県立科学館・学芸主事)

『鉄剤の適正使用による貧血治療指針』
 改訂
[第2版]
 

 

●日本鉄バイオサイエンス学会 治療指針作成委員会 編
●判型:A4版
●定価:本体価格1800円+税
●ISBN:978-4-87799-061-9 C3047
●発行日:2009年3月30日

●響文社から
解りやすく、読みやすい、画期的で実践応用的な貧血治療指針。
4年振りの改訂で、『鉄代謝の研究はこれまでの「古典的な領域」から「最もホットでエキサイティングな領域」へと変貌する』今日の医学的知見を真摯に踏まえた、鉄欠乏・鉄欠乏性貧血に関する【診断・治療】の治療指針です。今回の改訂された特色は「鉄剤適正使用による貧血治療指針」に関して、各領域別鉄剤使用法:どのような疾患、病態に、どのように使用するか、を明らかにしました。6領域、一般内科・腎臓内科・消化器内科・腫瘍内科・産婦人科・小児科にわたり、具体的な指針が記載されています。編集の特色は、治療上欠かすことのできない食事指導・栄養指導のレシピを掲載し、臨床的な鉄代謝に関する重要課題についてQ&A方式で解説しました。さらに、略語リスト・Q&Aリスト・INDEXを付記しているため、医師をはじめ医療従事者も解りやすく、利用しやすく編集されています。是非とも医局・栄養指導室・病院図書館の必備書としてご利用ください、おすすめの治療指針書です。
(なお、初版タイトルは『鉄欠乏・鉄欠乏性貧血の予防と治療のための指針』2006年)
『なるほど医療機器』
 

 

●作:上野雅巳(和歌山県立医科大学 卒後臨床研修センター長)
●判型:四六判 オールカラー
●定価:本体価格1400円+税
●ISBN:978-4-87799-063-3 C0047
●発行日:2009年3月30日

●響文社から
患者さんのための医療機器ハンドブック。
病院に行った時、「この機械、何だろう?」「この検査は何のために?」に 思ったことはありませんか。
検査・診察・診療で使われる、医療機器から医療機材まで、機能や目的を 一般の人にもやさしく解説。ヘリカルCTから注射針まで、計99点をカラー 写真付きで網羅した初の医療機器ガイド!!
また、どんな時にどんな医療機器を使用するのか、「病状別索引」逆引きで カンタンに調べることもできます。
知って安心、これで心配することなく病院に行くことができる一冊。
『エイム・ハイ』
 

 

●岡田義明 著
●判型:四六判
●定価:定価:本体価格1200円+税
●ISBN:978-4-87799-060-2 C0037
●発行日:2009年3月5日

●響文社から
本書は、学校のホームページに公表している講話原稿を読んでくださっている方々のお勧めもあり、講話原稿や広報誌等への寄稿文に加筆修正を施し、未発表原稿を加えて編集したものである。(あとがきより) 今や北海道は外国語(英語)教育改革のパイオニアとして、「全国に発信する」役割を担う立場にあります。岡田先生は、改革の方向性や進むべき方向について、信念に基づいたメッセージで、熱く語られています。太田光春(文部科学省教科調査官)(帯より)
『カトマンズの雄牛』
 

 

●北さち子 著
●判型:新書判
●定価:本体価格1200円+税
●ISBN:978-4-87799-058-9 C0092
●発行日:2008年11月15日

●響文社から
ああ 父さん
生き物は四本足でもよろめくのですね 生き物は足が四本あっても
老いたら 歩けなくなる日が来るのですね (「カトマンズの雄牛」より)
老いた父を思いやる娘の心情を切々とうたいあげる表題作をはじめ、全34篇収録。
『脳ドックのガイドライン2008』
[改訂・第3版]
 

 

日本脳ドック学会
脳ドックの新ガイドライン作成委員会 編
●判型:A4判
●定価:本体価格2000円+税
●ISBN:978-4-87799-056-5 C3047
●発行日:2008年11月15日

●響文社から
日本脳ドック学会の情報はインターネットで検索・閲覧でき、webと書籍の活用できめ細やかな脳ドックの検診体制を知ることができる。
本書は、MRI撮像法標準化を加えた画期的な改訂版で、脳ドックが新しい予防医学を確立するガイドラインとして、脳ドック実施者の必読書である。
『風のCafé アラブの水音』
 

 

● 西野鷹志 著
● 判型:文庫判
● 定価:本体価格800円+税
● ISBN:978-4-87799-055-8 C0195
● 発行日:2008年10月3日

●響文社から
古い創刊の歴史をもつ函館のタウン誌「街」発行人の作家・木下順一さんから文と写真で「ライカは行く」の連載を命じられ、なんども青息吐息になりながらも、百三十回をむかえた。—このたび、当初のころの連載より海外四十四編を一冊の文庫にまとめた。(あとがきより)
世界の街角に吹く風を、その瞬間切り取る美点転写の写真とエッセイが堪能できる素敵な読み物。
『風のCafé ある日 函館』
 

 

● 西野鷹志 著
● 判型:文庫判
● 定価:本体価格800円+税
● ISBN:978-4-87799-070-1 C0195
● 発行日:2009年12月25日

●響文社から

ライカを相棒に20年

 6年前の秋、東京・神田。使い古した僕のライカを「nice camera!」と指さしたアメリカ人に、すかさずシャッターを切った。それも一回だけ。ロバート・キャパらが設立した写真家集団マグナムのエリオット・アーウィットとの一瞬の出会いであった。
 ライカで撮ったから、いい写真なのね、といわれることがある。写真を趣味として20年、でも失敗写真のネガの山。自己満足のショットが年に1枚あるか、ないか。とどのつまり、ライカも道具たる写真機にすぎないのだ。何を狙い、どう撮るのか、それぞれの感性であろう。アーウィットも20世紀写真の巨匠・ブレッソンもライカを愛用、だが、作品には各々個性が光っている。「絵画は瞑想、写真は短剣のひと刺し」。決定的瞬間の写真家といわれたブレッソンの忘れられない言葉だ。
 そんな巨匠にあこがれ、ライカを手にヨーロッパや日本の裏町を歩きまわってきた。そんな折の14年まえ、作家で函館のタウン誌「街」発行人・木下順一さんが、文&写真で連載をやれと命令、今秋で135回となる「ライカは行く」がはじまった。
 そのなかの国内篇、とりわけ地元にこだわった今回の『風のCafé』第二弾。レトロモダンな港町と吾のでこぼこな辿りし道の味わいを感じてくれたらうれしい。 (あとがきより)

『風のCafé 木洩れ日 函館』
 

 

● 西野鷹志 著
● 判型:文庫判
● 定価:本体価格800円+税
● ISBN:978-4-87799-085-5 C0195
● 発行日:2011年6月25日

●響文社から

あなろぐ信仰

 モノクロフィルムを詰めライカ片手に、ヨーロッパの裏街をさまよって二十年ほどになる。その間、登場したデジタルカメラにアナログは駆逐され今や絶滅危惧種となった。機関銃のごとく連写できるデジタルになじめず、一枚一枚フィルムを指で巻きあげるスローライフそのもののライカにいつしか戻ってしまう。
 早朝のフランクフルト。カメラ屋の店先をのぞき仰天した。超美品の年代物ライカが朝日に輝いている。五十年ほど昔のM2シルバー。金属の塊の洗練された造形と機械美に息をのみ、釘づけとなった。ガラスごしに目をこらした紙切れによると、なんと一週間後におこなわれるオークションの出品カメラ。あと三時間ほどでこの街を離れてしまう……。
 使い古した愛機で国内外を撮りためた写真と駄文で、函館のタウン誌・街に「ライカは行く」を連載、今春で十六年、一四一回となった。そのなかから、アイルランド、クロアチア篇など、さらに古里をほっつき歩き発掘した話で編んだ『風のCafé』第三弾。あなろぐの味わいを感じていただけたら何よりうれしい。(あとがきより)

『エルムの雪 殺人事件』
 

 

● 新 一世(あらしかずよ)著
● 判型:四六判
● 定価:本体価格1200円+税
● ISBN:978-4-87799-053-4 C0093
● 発行日:2008年6月5日

●響文社から
サラリーマン作家の直彦は長い不倫関係にある和歌子との清算を決意して札幌へ飛ぶが…
北の歓楽街、すすきので起きた不可解な殺人事件とは?
夢・妄想・願望・呪縛----人間心理を技巧的に描いた秀作。
表題作をはじめ、ほか「エルムの雪」「鶴の部屋」を収録。
『方法としての吉本隆明 大和から疑え』
 

 

● 室伏志畔 著
● 判型:四六判
● 定価:本体価格1200円+税
● ISBN:978-4-87799-052-7 C0021
● 発行日:2008年5月10日

●響文社から
九州王朝説の登場と長江文明の発見、さらに南船系倭人と北方騎馬民族系倭人の渡来など、この列島の古代史は東アジア民族移動の洗礼を受ける。吉本隆明のグラフト国家論を方法論として、列島王権の秘密を論述する。
『風呂場(バスルーム)で読むドストエフスキー』
 

 

● 長屋恵一 著
● 判型:四六判
● 定価:本体価格1600円+税
● ISBN:978-4-87799-050-3 C0098
● 発行日:2008年5月1日

●響文社から
小説を探偵する。一九九〇年、ロシア思想誌『えうゐ』に発表後、多くの反響を呼ぶ。江川卓氏は異才の出現を大絶賛。ラスコーリニコフの夢は何であったのか、ひとつひとつ謎が解かれてゆく。核心に迫る推理は、人間の存在を鋭く描く画期的なドストエフスキー論でもある。
『青い奇想曲(カプリッチオ)一行詩と美の断章』
 

 

● 小林日出雄 著
● 判型:B5変形
● 定価:本体価格2500円+税
● ISBN:978-4-87799-049-7 C0070
● 発行日:2008年3月20日

●響文社から
「一行詩」「美の断章」「解題」「覚書」から成る。1行詩は短歌でもあり、俳句でもあって、アバンギャルドであり ながら、深いところで情緒が煌めいている。
また、それぞれの1行詩にまつわる短文が載せられていて、これが滅法面白い。
『バロックの貴婦人』
 

● 笹野尚明 著
● 判型:四六判
● 定価:本体価格1600円+税
● ISBN:978-4-87799-048-0 C0095
● 発行日:2008年2月15日

●響文社から
ドイツ・バイエルン地方26の田園都市を巡る美術紀行。
ミュンター、マッケ、マルク、カンディンスキーの足跡を訪ね、戦争や芸術への思索は今日の私たちの生き方にやわらかで深い洞察を示唆する。
67点の豊富なカラー写真を収録。なかでも教会建築の、時に華やか、時に素朴な佇まいは素晴らしい。
『北のコンチェルト 美の群像』
 

● 柴橋伴夫 著
● 判型:A5判
● 定価:本体価格3300円+税
● ISBN:978-4-87799-046-6 C0070
● 発行日:2007年8月20日

●響文社から
画家たちが心血を注いで表現したものへのメッセージとして書きつづった評論集。取りあげる27人の画家は、絵の主 題もスタイルも異なるが、それぞれ「美」について追究した。読み進めるうち、「描くこととは」という根本的なテーマが浮き彫りになってくる。
『戦時下の北星女学校』
 

● 北星学園大学 北星学園大学短期大学部 
スミス・ミッションセンター 編
● 判型:四六判
● 定価:本体価格800円+税
● ISBN:978-4-87799-047-3 C0037
● 発行日:2007年3月31日

●響 文社から
戦時下の北星女学校は“暗さの中の明るさ”だった。
2007年2月、太平洋戦争時代に本学で学んだ卒業生6名を招いて座談会が開かれた。
本書では、農家への勤労動員や、当時のミッションスクールがどのように見られていたのかなど、座談会で語られた体験とともに、学園史研究の資料と年譜も収 録。
『暗愁は時空を超えて 五木寛之紀行』
 

● 齋藤愼爾 著/石黒健治 写真
● 判型:四六判
● 定価:本体価格1500円+税
● ISBN:978-4-87799-045-9 C0095
● 発行日:2007年6月20日

●響文社から
俳人・齋藤愼爾による、五木寛之の文庫解説・書評集。五木寛之の貴重な写真とともに作家像にせまる。 深夜草紙(1)/日ノ影村の一族/紅茶に一滴のジンを/さらば モスクワ愚連隊/さかしまに/GIブルース/風の対話/午後の自画像/風の幻郷へ/生きるヒント/養生の実技--つよいカラダでなく/【対談】五木寛之 ×齋藤愼爾--埴谷雄高の思想と人間的風貌
『大地の遺産 知床からのメッセージ』
 

● 午来昌(ごらいさかえ) 著/谷口雅春 聞き書き構成
● 判型:四六判
● 定価:本体価格1800円+税
● ISBN:978-4-87799-044-2 C0023
● 発行日:2007年4月25日

●響文社から
ミスター知床が語る、迷走する「美しい国」への、熱く深くまっすぐなメッセージ。
厳しい生活の子供時代。知床の自然に関わる人々とふれあった青春時代。町会議員、町長として闘った国有林伐採問題や世界自然遺産登録までの経緯など、知床 で生まれ育った70年をふりかえる。
辺境の地で、世界を見渡す視点を持つ。真摯な著者の言葉は、未来に向けた北海道の姿を示唆しています。
『たいせつな きもち』
 

● 阿部美智子 作・絵
● 判型:B5判
● 定価:本体価格952円+税
● ISBN:978-4-87799-043-5 C0771
● 発行日:2007年1月20日

●響文社から
ペンギンは遠く離れた友だちに、心を込めて手紙を書いた。たいせつな人を想ったり、素敵な贈りものが届いた日に は、誰でもあたたかくて優しい気持ちになれる。それは大事に育てるほど、愛しいものになっていくはず。
鮮やかな色彩と抑えられた言葉から伝わるのは、愛に満ちたメッセージ。
『小笠原賢二小説集』
 

● 菱川善夫編
● 判型:四六判
● 定価:本体価格2,500円+税
● ISBN: 4-87799-042-9 C0093
● 発行日:2006年9月20日

●響文社から
文芸評論家として活躍した著者が、同人誌に書きためた17編の短編小説集。北の地を舞台に、主人公の少年が、日常 に潜む不条理と闘い、時には呑みこまれながらも自己と対峙しようとする姿を描いた。小説の他に、解題と編者による論考、詳細な年譜・書誌を収録。
『美しい知床』
 

● 写真:綿引幸造  題字と序文:森繁久彌
● 判型:A4横判
● 定価:本体価格2857円+税
● ISBN:4-87799-041-0
● 発行日:2006年6月15日

●響文社から
美しいだけの風景とは次元の異なる知床の四季。
三十数年にわたり、孤高の大自然と対峙してきた写真家の魂が、悠久の貌をとらえるとき、時空を超えた邂逅が、至福の一刻を醸し出す。
知床に魅せられ、荘厳な美を極めた、綿引幸造の集大成に、見る者は深い共感と畏怖の念を覚えるであろう。
『SOUL 知床 岡田昇写真集』
 

● 写真と文:岡田昇
● 判型:B5判
● 定価:本体価格1,300円+税
● ISBN:4-87799-039-9
● 発行日:2006年4月25日

●響文社から
2002年1月奥穂高で消息をたった写真家岡田昇。彼が、濃密な生の空気に満ちた知床の自然に身をおき、写した真 実の姿がここにある。畏怖を感じさせる山々、そこに棲息する動物たちの懐かしさに似た優しと厳しさ。岡田昇は知床を愛し、そしてその愛を「写真」という形 で見事に表現した。
『ガラスの鐘の下で アナイス・ニン作品集』
 

● 中田耕治編訳
● 判型:四六判
● 定価:本体価格2,200円+税
● ISBN4-87799-038-0 C0097
● 発行日:2005年11月15日

●響文社から
愛に生きた類まれな20世紀の女性作家アナイス・ニン。本書は13の短編を第一部に、エッセイを第二部に置いた。 アナイスの情熱と内省、官能と孤独、あるいは生きることの苦悩が文章から滲む。画家山本直彰の挿画も美しい。
ハウスボート/野澤玲子訳、マウス/圷香織訳、ガラスの鐘の下で/中田耕治訳、モヒカン/手島洋訳、ワタシハ、コノ世デ、イチバン病メル、シュールレアリ スト/池田みゆき訳、生まれる/中田耕治訳、迷宮/谷泰子訳、わたしの中の迷宮を抜けて/谷泰子訳、すべてを見通すもの/谷泰子訳、目の旅/池田みゆき 訳、霧から生まれた子ども/手島洋訳、ヘイダ/江藤典子訳、がらくたの時/圷香織訳。(第一部 ガラスの鐘の下で)。
『映画の歓び』
 

● 笠井嗣夫著
● 判型:B6判
● 定価:本体価格1,200円+税
● ISBN4-87799-035-6 C0074
● 発行日:2005年10月15日

●響文社から
鈴木清順/若松孝二/相米慎二/村川透/増村保造/田中登/塩田明彦/三隅研次/
成瀬巳喜男/山中貞雄/ジョエル・セリア/クロード・ランズマン/
ジュリアン・デュヴィヴィエ/ジャン・リュック・ゴダール/ヴォルフガング・ベッカー/キム・ジウン/キース・フルトン/ルイス・ペペ/ダイ・シージュ/
ジャック・リヴェット。20人の映画監督論。映画はすごい! とうなってしまうにちがいない。
『野ばらの来た道』
 

● 坂西八郎著
● 判型:四六判
● 定価:本体価格2,800円+税
● ISBN4-87799-029-1
● 発行日:2005年8月30日

●響文社から
著者はシューベルトやウエルナーの歌曲で知られる「野ばら」に100以上もの曲があることをしり、長い年月をかけ て蒐集したことはつとに有名である。その集大成が「わらべはみたり・・・『野ばら』88曲集」「楽譜『野ばら』91曲集」である。本書はこの蒐集にまつわ るエッセイ・論考のほかに、「ドイツ語ハイク」「ドイツ民謡と民話」、あるいは鋭いナチ告発の画集ともいえる『エクツェ・ホモ』に代表される、著者が編集 に力を尽くした「書物逍遥」などを収めている。
今年2月に逝去した著者の、多面的な足跡を辿れる好著である。
『宮沢賢治 イーハトーブ札幌駅』
 

● 石本裕之著
● 判型:四六判
● 定価:本体価格1,500円+税
● ISBN4-87799-034-8
● 発行日:2005年8月15日

●響文社から
賢治を極めたい! と思う人に。賢治が3度見た北海道?札幌、旭川。彼はそこに何を見たのだろうか? 作品を通し て、その軌跡を辿る。ほかに「雨ニモマケズと論語」「タネリの地勢」などの幾つかの論考を含む。賢治ファン待望の1冊。
『「荘子」の中の孔子』
 

● 石本裕之著
● 判型:四六判
● 定価:本体価格1,500円+税
● ISBN4-87799-033-X
● 発行日:2005年8月15日

●響文社から
『荘子』が孔子をどのようにとらえていたか??。儒家をどう評したか??。荘子思想に迫る著者渾身の論考。目次= 『荘子』評儒考(一)(二)、『荘子』と孔子、『荘子』の孔子受難説話、『荘子』中の孔子説話の類型について。
『グラグラ日記』
 

● 市川義一著
● 判型:四六判
● 定価:本体価格7,000円+税
● ISBN4-87799-031-3
● 発行日:2005年8月10日

●響文社から
グラフィックデザイナーである著者が、1日に見開き2ページずつ、1年間毎日作り続けた日記の集大成。日記という より図録に近い。オールカラー。とにかく、見て楽しい、読んで面白い。ジャンルを超えた遊び心満載。そして、気づくと、読者は思いもよらない知識を手にし ている。
「第6回北のペーパーデザインコンテスト」の実行委員会会長賞受賞。

『セロ弾きのゴーシュ』
 

● 宮澤賢治 作/畑中純 版画
● 判型:B5変型判
● 定価:本体価格1,500円+税
● ISBN4-87799-030-5 C8793
● 発行日:2005年8月5日

●響文社から
はじめて読む。ふたたび読む。宮澤賢治の心あたたまる世界。『セロ弾きのゴーシュ』は、賢治の童話の中でも優れた 作品として評価されていますが、漫画家でもある畑中純が素晴らしい版画で、この作品を新しいものにしています。彼は「あとがき」の中で、「ささやかな日常 の積み重ねが、そのまま修業となり、成長し、ある時、祝福に包まれる。人生とはかくありたい、と思わせる幸福な作品です」と述べています。ゴーシュと動物 たちとの交流が、気づくと大きな力となっているこの作品は、読むものにも何か大きな贈り物をくれているようです。
『アリスと少女力のまなざし』
 

● 三上 恵爾著
● 判型:四六判
● 定価:本体価格1,200円+税
● ISBN4-87799-032-1 C0037 

●響文社から
画家であり、歌人であり、教育家でもある著者の実践的な教育論です。『不思議な国のアリス』のアリスがうさぎ穴の 理不尽な世界で発揮した、なにものにもまどわされない冷静な自己のまなざしを「少女力」であると著者はいいます。長年のシュタイナー教育の実践や、〈絵画 教室にじいろのふね〉での子供たちとの交流を通して得た教育観を、さまざまな例をあげて語っている本書は、読む人すべてにあらためて教育とは何かを問うも のです。また、童話3編がかわいらしいイラストとともに収録されています。
『海と森のドラマ 知床 
    オホーツク回廊を行く

 

● 読売新聞北海道支社編集部編
● 判型 B5変型判
● 定価:本体価格1,800円+税
● ISBN4−87799−028−3 C0095

●響文社から
アイヌ語のシリエトク(地の果てるところ、岬などの意味)が由来の知床は、森にはヒグマ、エゾシカ、キタキツネな どが歩き、海にはクジラ、シャチ、トド、あざらしなどが泳ぎます。そして、川にはサケ、マスが群れをなして溯上する、まさに国内最後の楽園といえるでしょ う。知床の自然、人々、北方領土、極東ロシアの世界自然遺産まで足をのばし、自然環境保護はもちろん、地球温暖化問題にまで踏み込んだ貴重なルポルター ジュ。
知床を扱った本はこれまでにもたくさんありましたが、単に知床という一地域にとどまらず、これほどグローバルな視点から知床をとらえた本は初めてです。カ ラー写真を200点近く収録。見て、読んで、知床の魅力をぜひこの一冊でお確かめください。

すばらしい。野生の生き物って、精かんな顔つきね。?? 小池百合子さん(環境相)/こ の激流をたどることで、北半球の気候システムの理解につながった。?? 若土正曉さん(北大低温研究所長)/北海 道の地の果てに、手つかずの「宝」があります。それは、私たちみんなの宝。?? 高橋恵子さん(女優)/一つの 町、一つの土地には高度な哲学、文化があって、周りから尊敬されて良い。?? 倉本聰さん(シナリオ作家)/若者 たちにふるさとの誇りを持ってもらうことが、北海道民全体の誇りになる。?? 高橋はるみさん(北海道知事) −本文より−